M&Aコラム

会社売却を成功させるには

事業売却・会社売却を考えた際に、 やはり気になるのは売却価格と、M&A買取を希望する企業がいつごろ出てくるのかということです。

なるべく早くなるべく高く会社を売却するために知っておいた方がいいことを 今回はご説明させていただきます。

会社売却の時期はいつがよいのか?

会社を売却する際の売却額は、様々な要因の影響をうけますが、 やはり売却対象となる事業や会社の収益性に依存する部分が大きいです。

業界全体の状況や、景気・不景気などにも当然左右されますし、 その会社自体や周辺環境が及ぼす影響による収益性の変化によって 事業の売却額は変動します。

会社売却の時期は専門家の意見を仰ぎながら決定していくようにしましょう。

会社の実態を把握しておくようにしましょう。

会社売却の際には、 売り手の企業様と同様買い手の企業様も慎重に売却事業を検討されます。

事業全体はもとより、 製品一つ一つの売り上げ・粗利まで質問が及ぶこともあります。

売却事業に関しての不利な情報はなるべくださないようにする会社もありますので、 そういった質問に答えられない・把握していないことは、 買い手の企業様にとって悪印象となります。

再度、売却事業の詳細を改めて把握し、 どのような切り口からの質問についても明朗に答えられるようにしておきましょう。

売却事業の強みと弱みを明確にする。

買い手の企業は、 売却事業の購入を検討する際に収益性以外にも その事業を購入することで自社の既存事業とどのようなシナジーが生まれるかについても考えます。

自社の事業の強みと弱みを明確にし買い手の企業に伝えておくことで、 弱みを抑えたうえで強みをより引き出せると考え事業の売却金額がたかくつくといったようなケースも見られます。

主観的な観点から、弱みをマイナスととらえすぎることなく、 客観的に強みと弱みを把握し買い手の企業に伝えるようにしましょう。

赤字の会社・事業でも事業売却はできるのか?

ケースバイケースと言わざるを得ませんが、 赤字の会社でも事業売却が可能なケースもあります。

赤字の会社・事業であっても、 買い取る会社によっては既存事業とのシナジーで価値を生み出すことができる場合があります。

事業売却側でそれに気づけることはまれです。
自社事業の強み・弱みをすべて洗い出し、買取希望の企業に提出することで そういった+αの価値を発見することができます。

まとめ

会社を売却するということは、その会社を買い取る企業があるということです。
買い取る側の企業がより価値を感じることのできるお膳立てをすることで、 事業売却は成功しやすくなります。

多くの場合、事業売却は皆様はじめてのことが多く不慣れなため失敗してしまいやすいです。
事業売却が成功するよう、M&Aコンサルタントなど専門家とともに事業売却を行うようにしましょう。