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M&Aコラム

クロスボーダーM&Aとは

M&Aを検討される企業様のなかで昨今話題に上ることが増え始めているクロスボーダーM&A。

クロスボーダーM&Aとは何なのでしょうか?

クロスボーダーM&Aとは

クロスボーダーM&AはM&Aの国際取引のことで異なる国籍の企業同士のM&AをクロスボーダーM&Aといいます。
クロスボーダーM&Aには「in-out」と「out-in」とがあり、 日本企業が買収側なのか譲渡側なのかにより呼び名が異なります。

クロスボーダーM&Aは、国ごとに異なる商習慣や法律、考え方などを理解したうえで行う必要があるのでその実施には高い知識と専門性、経験が必要となります。
実施にあたってのハードルは決して低くはありません。
けれど、国内の企業だけではなく海外の企業もM&Aの相手先として検討できることはM&Aの幅を広げるためM&Aを成功させるうえで効果的な選択肢であることに間違いはありません。

クロスボーダーM&Aのメリット

クロスボーダーM&Aでは、検討してもらえる・検討する企業数を増やすことができる。
グローバル企業とのM&A成立の可能性がある。
などのメリットがありますが、 それ以外に外貨建て決済により利益を割り増しすることができる。
というメリットもあります。

外貨建て決済は円建て決済と比較すると利息も高いですし、 うまく時流を読めば為替相場の変動で利益を割り増しすることも可能です。
運用の仕方次第ですが、 利益が多くなるケースも少なくありませんので、 外貨建て決済ができることもクロスボーダーM&Aのメリットの一つと言えます。

投資ファンドによる救済型M&A

ベンチャーファンドや企業再生ファンドなどの海外投資ファンドによるクロスボーダーM&Aには救済型M&Aと呼ばれるケースがあります。

業績不振の企業を買取し、投資ファンドが事業の立て直しを行ったうえで 高値で再度M&Aを行います。

ハゲタカファンドによるネガティブな救済型M&Aもありますが、 事業体としては立て直しを行うことができるため大局的に見れば有用なM&Aのひとつです。

クロスボーダーM&Aに固有の特徴

クロスボーダーM&Aは一般的なM&Aとは異なり、 交渉中の企業があってもより交渉条件が有利な企業があればそちらの企業との交渉に交渉相手を変更することがよくあります。
そのため、事前に互いに違約金を定めておき交渉相手の変更を行う際には違約金を支払います。

クロスボーダーM&Aは、国内において適法な行動をとったとしてもインサイダー取引と判断される可能性があります。
それは国ごとに異なるルールや証券取引法の開示基準の違いによって、 国内の企業同士の一般的なM&Aであれば問題のないケースでもインサイダー取引と判断されてしまうケースがあるためです。
そのため、クロスボーダーM&Aでは通常のM&A以上に知識のある専門的なM&Aコンサルタントに相談を仰ぎなるべくリスクのない形で運用できるようにしていく必要があります。

まとめ

クロスボーダーM&Aは、 商習慣・法律の違いが想像以上に大きく影響してきます。
既に関係のある企業同士のM&Aであっても念をいれてエスクロー・エージェントを入れての取引を行うくらいに慎重に行われるものです。

クロスボーダーM&Aを行うメリットは大きいため、 M&Aを行う際には選択肢の一つとしてぜひ検討していただきたいですが、 そのリスクについては十分に理解し専門性の高いM&Aコンサルタントを必ず間に挟んでの取引を行うようにしましょう。

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